ロックボルト工法

ロープ足場での注入式本設ボルト工法

SPレッグドリル工法

NETIS登録No:KK-120052-A

積極的な2方向加圧注入 確実な全面定着の実現!
アクセスが困難で、孔が自立する地山ではロープ足場で施工するレッグドリル工法が多用されてきました。 これに対して「SPレッグドリル」では積極的な「2方向加圧注入」を採用し、孔が自立しない地山でもレッグドリルで3.0mまでの本設ボルトの施工を可能にしました。 また、この加圧注入を応用し、老朽化した法面覆工物の補修にも利用いただけます。

レッグドリルマシン(Lmax=3.0m):削孔径=φ45mm、50mm

短尺3.0mまでのロープ足場施工

レッグドリル削孔状況

レッグドリル削孔状況

ハンドハンマー削孔状況

ハンドハンマー削孔状況

SPレッグドリル工法

施工手順 汎用の短尺鉄筋挿入工に適用の場合

1.レッグドリルによる削孔状態 2.削孔完了・口元コーキング 3.孔内充填、オーバーフロー確認 4.先端側からの加圧注入(P1) 5.口元側からの加圧注入(P2)

※ボルト長さが2.0mより短いときは、④先端加圧(P1)と⑤ロ元加圧(P2)の注入工程を一括実施することができます。

施工手順 既設覆工物の補修ボルトに適用の場合

※①、②の施工手順は上記(汎用の短尺鉄筋挿入工に適用の場合)と同じ。レッグアダプタ取り外し時に、「カラー付きスリーブ」も回収します。

1.レッグドリルによる削孔状態 2.削孔完了・口元コーキング

※既設覆工物の補修ではボルト長を2.0m以下に限定し、先端側とロ元側から「P1加圧で一括同時注入」します。

SPボルト設計諸元、その他

呼称 腐食シロ=0.0mm 腐食シロ=直径1.0mm
外径/内径
(mm)
断面積
(mm²)
降伏
(kN)
破断
(kN)
外径/内径
(mm)
断面積
(mm²)
降伏
(kN)
破断
(kN)
SP32横穴付ボルト φ31.4/17.0 350 158 198 φ30.4/17.0 314 141 177

1)断面積はφ8mmの横穴欠損分を考慮した値です。横穴を考慮しない腐食シロ=0.0mmの断面積は450(mm²)です。

2)本設ロックボルトとして、腐食シロ1.00mmを低減した、みかけの許容引張荷重=141(kN)×2÷3=94.00(kN)です。

3)本設ロックボルトとして、腐食シロ1.00mmを低減した、みかけの許容引張応力=94.00(kN)÷314(mm²)=299(N/mm²)です。

部品 SPレッグドリル用スイーベル

SPレッグドリル用スイーベル